日本文化
日本留学を考える学生は、日本へ興味を持ったきっかけとして日本文化と答える人も多いと思います。日本には、日本人は近隣のアジア諸国や西洋諸国の文化の一部を取り入れ、上手く日本文化と調和させることで、独自の文化を築き上げてきました。また、近年は、アニメやマンガ、ゲームに代表されるポップカルチャーについても世界中の若い世代を中心に人気を集めています。
世界遺産の多い国
「世界遺産」とは、世界遺産条約に基づいて作成される「世界遺産一覧表」に記載されている物件のことで、建造物や遺跡などの「文化遺産」、自然地域などの「自然遺産」、文化と自然の両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」の3種類があります。2021年現在では全世界で1,154件（文化遺産897件、自然遺産218件、複合遺産39件）の世界遺産が記載されており、このうち日本の世界遺産は25件（文化遺産20件、自然遺産5件）が登録されています。
UNESCO「World Heritage List Statistics」
伝統文化
自然豊かな島国である日本の文化は、西洋諸国の文化とは異なる特徴を持ちます。特に、宗教観や自然との向き合い方などには大きな違いが見られます。日本人は近隣のアジア諸国や西洋諸国の文化の一部を取り入れ、上手く日本文化と調和させることで、独自の文化を築き上げてきました。日本の伝統文化の代表例として、着物や華道、茶道、歌舞伎、武道など、長い時間をかけて構築してきた世界に誇る伝統文化が数多くあります。
ポップカルチャー
ポップカルチャーとは，大衆向けの文化全般のことを表しますが、現在では「訴求力が高く、等身大の現代日本を伝えるもの」という意味でも使われています。アニメや漫画をはじめとする日本のポップカルチャーは、日本国内のみならず海外においても、若い世代を中心に人気を集めています。アニメやマンガ、ゲーム、音楽、ファッションなど世界に向けて多種多様な作品が紹介されているだけではなく、各国で日本のポップカルチャーの魅力を発信する様々なイベントが行われています。
食の文化
和食は、2013年12月にユネスコの無形文化遺産に登録され、海外からも注目を浴びるようになりました。春夏秋冬の四季がはっきりとしており、豊かな自然の恵みを受けてきた日本人の食生活は、自然や四季と調和した独自性のある食文化を築いてきました。日本を代表する和食として「すし」や「天ぷら」「そば」「すきやき」などがあります。また、日本の和食の文化は、海外からの影響により、絶えず変化してきました。近代以降には、とんかつ、カレー、ラーメンなど西洋料理や中国料理を和食に組み合わせたさまざまな料理があります。
