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日本留学5つのステップ

5 steps to study in Japan

Step❹
費用と奨学金を
調べる

留学先の学校が決まった後は、学費と奨学金について調べましょう。学費は、教育機関の種類(大学、専門学校、日本語学校)や専攻分野によりかかる必要が変わります。また、入学時に係る必要と毎年かかる費用に分けられます。また、奨学金は、留学に必要な全ての経費が支給されるものは少なく、多くは生活費や授業料の一部に充てるためのものです。留学費用の総額を具体的に計算し、資金計画を立てることが必要です。

学費

学費の内容は、教育機関の種類(大学・大学院、専門学校等)や学部・専攻によってさまざまです。在学期間を通じて授業料を支払い、初年度には入学金を納めることは多くの大学で共通していますが、学習や研究の内容によって、施設設備の利用費や実験実習費などがかかります。

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学費

一般的な学費の支払い方には、年度の始めにその年の分を一括で支払う方法と年度ごとに前期と後期に分けて支払う方法があります。大学によっては、半期分の学費を1度で支払うのが経済的に困難である学生に対して、さらに細かい分納や支払い期日を一定期間延期する延納などの学費サポートを認めている学校もあります。学校によって対応や条件が異なるため事前に確認するようにしましょう。

❶大学(学部)・大学院・短期大学

大学は、運営主体により3つの種類があります。国が運営のための資金を拠出している「国立」と都道府県や市町村などの地方公共団体が運営の資金を拠出している「公立」と民間の経営者が運営を行っているのが「私立」の3種類があります。

【国立大学】

国立大学の学費は、の表の文部科学省が定める標準額の20%プラスを限度に各大学が自主的に入学金や授業料を定められることにはなっていますが、実際にはほぼこの標準額に設定されています。国立大学の施設設備費は、一般的には、文系学部は安く、理系学部、医学部は高くなる傾向にあります。金額的には、数千円から15万円までが一般的です。大学院についても大学(学部)と学費は変わりません。

国立大学学費の標準額(1,000円以下を四捨五入)

国立大学学費の標準額

【公立大学】

地方自治体が設置した公立法人で運営している公立大学も、基本的には国立大学の授業料に準じた額になっています。ただし、国立大学と比べて学校ごとに金額に幅があるようです。大学院についても大学(学部)と学費は変わりません。

公立大学学費の平均額(1,000円以下を四捨五入)

公立大学学費の平均額

※文部科学省「2020年度学生納付金調査結果」

【私立大学】

私立大の場合、国立・公立に比べると学費はかなり高くなり、学部ごとに差があります。一般的には文系学部 < 理系学部・芸術学部 < 医学部の順に高くなっていきます。医学部は実験や実習があることや個別指導があることなどが学費に影響しているようです。

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大学(学部)の学費の平均額

大学(学部)の学費の平均額

※文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査」を編集(1000円以下を四捨五入)

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博士前期課程(修士課程を含む)の学費の平均額

博士前期課程(修士課程を含む)の学費の平均額

※文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査」を編集(1000円以下を四捨五入))

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博士後期課程(博士課程含む)の学費の平均額

博士後期課程(博士課程含む)の学費の平均額

※文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査」を編集(1000円以下を四捨五入)

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短期大学の学費の平均額

短期大学の学費の平均額

※文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査」を編集(1000円以下を四捨五入)

❷専門学校

専門学校では、専攻内容によって費用は大きく異なります。例えば、看護分野の初年度納入金平均額が108.6万円であるのに対し、はり・きゅう・あんまマッサージ指圧の分野では173.3万円と、1.6倍近くの開きがあります。その他分野でも、内容によって費用はさまざまです。また、医療系は修業期間が3年間のところも多いため、初年度納付金が安くても、入学から卒業までの総額で見ると、2年制の専門学校より高くなる場合もあります。

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専門学校の学費の平均額

専門学校の学費の平均額

東京都専修学校各種学校協会「令和2年度学生・生徒納付金調査(結果)」

❸高等専門学校

高等専門学校については、9割以上が国立となります。高等教育機関の中では、学費は一番安価となります。また、全寮制のところが多く学生寮費も食費込みで月額4万程度のところが多く全体的に安価で教育が受けられる環境です。

【国立】

国立の大学と比べても半額以下となっており、3年次に編入した場合に高等学校等就学支援金が支給されるため、編入年の初期費用は20万程度となります。

国立高等専門学校学費の標準額(1,000円以下を四捨五入)

国立高等専門学校学費の標準額

【私立】

私立の高等専門学校は全国で3校しかありません。金額的な面では専門学校の工業分野と同程度となります。

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私立高等専門学校学費の平均額(1,000円以下を四捨五入)

私立高等専門学校学費の平均額

※文部科学省「私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査」を編集

❹日本語学校

日本語学校では、学費の平均の統計データはないですが、入学金は50,000円~100,000円、年間の学費は600,000円~約1,000,000円となっています。その他教材費・実習費等は別途必要な場合もあります。

奨学金

日本では、渡日後に申請手続きを行う奨学金が多く、渡日前に受給が決定する奨学金は少ないです。また、留学に必要な全経費が支給される奨学金は少なく、生活費や授業料の一部に充てるための奨学金が多いです。留学費用の総額を具体的に計算し、資金計画を立てることが必要です。

❶奨学金の種類

奨学金の応募から採用結果の時期については、二つのパターンがあります。

1.
来日前に応募~採用結果まで受け取ることが出来る奨学金(少数)
2.
来日し、入学した後に日本国内で応募から採用結果を受け取る奨学金

〈選考試験〉
書類審査、一般教養あるいは専門分野の知識や語学等の筆記試験、口頭による面接審査等

〈申込方法〉
在籍している学校を通じて申し込むものがほとんどです。詳しくは学校の留学生担当窓口に聞いてください。

※奨学金の種類によっては、応募に制限(年齢、出身国・地域、日本での在籍校及び専攻分野等の指定)があります。

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奨学金の種類

❷日本政府(文部科学省)奨励金

日本政府の奨学金には7つの種類があり、それぞれの応募資格、支給内容が変わります。また、下記の支給のほかに、旅費(往復航空券)、宿舎(大学が設置する留学生宿舎、公益法人等が設置する留学生宿舎等)、学費(入学検定料、入学金及び授業料は徴収しない)などの支援もあります。

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日本政府(文部科学省)奨励金

【詳しくはこちら】

文部科学省国費外国人留学生制度について
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/06032818.htm

❸留学生受入れ促進プログラム予約制度(日本留学試験成績優秀者)

日本留学試験(EJU)で優秀な成績を修め、日本の大学学部、短期大学、高等専門学校(第3学年以上)又は専修学校専門課程に正規生として新規に入学予定の私費外国人留学生を対象とした予約制度です。

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留学生受入れ促進プログラム予約制度(日本留学試験成績優秀者)

【詳しくはこちら】

(独)日本学生支援機
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_j/shoreihi/yoyaku_eju/

❹海外留学支援制度(協定受入)奨学金

(独)日本学生支援機が、日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校第3年次以上または、専修学校(専門課程)が、諸外国の高等教育機関との学生交流に関する協定等に基づいて、留学生を在籍大学等に在籍させたまま8日以上1年以内受け入れるプログラムを実施する際、そのプログラムを支援し、資格・要件を満たす学生に奨学金を支援しています。

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海外留学支援制度(協定受入)奨学金

【詳しくはこちら】

(独)日本学生支援機
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_j/ukeire.html

❺文部科学省外国人留学生学習奨励費(留学生受入れ促進プログラム)

(独)日本学生支援機が、日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校、日本の大学に入学するための準備教育課程または日本語教育機関に在籍する私費外国人留学生に対して支給しています。

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文部科学省外国人留学生学習奨励費(留学生受入れ促進プログラム)

【詳しくはこちら】

(独)日本学生支援機
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_j/shoreihi/

❻地方自治体・民間団体等の奨学金

地方自治体や民間奨学金は140機関以上ありますが、多くの奨学金は、渡日前に支給が決定するものではなく、来日後に申請するものが多いです。対象と月額支給額については、各自治体・団体によって異なります。

【奨学金を探す】

Japan Study Support (公財)アジア学生文化協会
https://www.jpss.jp/ja/scholarship/

「日本留学奨学金パンフレット」 (独)日本学生支援機構
https://www.studyinjapan.go.jp/ja/planning/by-style/pamphlet/

❼各学校の奨学金、授業料免除・減免制度

教育機関によって、独自の資金により留学生の授業料の一部または全部を免除する制度を実施しています。私立大学の場合、経済状況の審査などにより授業料の30%程度を減免するところが多いです。各教育機関により採用人数や制度が異なりますので、進学先に確認することが必要です。

【奨学金を探す】

大学が独自に実施する奨学金・授業料減免制度検索 (独)日本学生支援機構
https://www.studyinjapan.go.jp/ja/search-scholarship/gakuhi_genmen_search.php?lang=ja

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