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住 居

留学した後に必要となるのが住居の確保です。日本留学の生活費の中で特に大きな割合を占めるのが住居費です。快適な留学生活を送るために、日本ではどのような種類の住居があるのか、また、どのような費用がかかるのか、留学生の平均的な住居のスタイルや費用、住居探しの手順について理解した上で部屋探しを行いましょう。

❶住居の種類

日本で住居を探す場合は、欧米諸国と違いホームスティが一般的ではありません。留学生の多くが、アパートやマンションなどの住居の書類を選択しています。住居の種類を確認して自分に合った住居を選択しましょう。

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住居の種類

❷住居の費用

住居を借りる際にかかる費用には、契約時にかかる費用と毎月かかる費用があります。また、貸主に預け入れて退出時に返却される費用もあります。一般的に契約時には、月額の家賃の4か月~6か月分の費用が必要となります。

〇・・・月額、△・・・契約時(◎は契約時の預かり金)、□・・・契約期間毎、▲・・・退出時

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住居の費用

留学生の住居の実態

(独)日本学生支援機構(JASSO)の私費留学生の調査をもとに、すでに日本に留学している学生の住居の実態について、住居の種類、住居費、部屋の広さ、通学時間の4つの観点から日本の住居環境について把握しましょう。また、先輩の実態を参考に自分の希望条件を決めてから部屋探しをしてみましょう。

❶留学生の住居タイプ

(独)日本学生支援機構の私費留学生の調査によると日本に留学している学生の住居タイプは75%が民間アパート・マンションという結果でした。また、そのうちの半分が友人や家族等とルームシェアをしているという結果でした。次に多いのが大学・学校が運営する学生寮で15%となっています。欧米の留学で一般的なホームステイは日本では少なく、アパート・マンションに住むというのが一般的です。

留学生の住居タイプ

(独)日本学生支援機構
「2019年私費外国人留学生生活実態調査」

❷住居費の平均額

住居費については、民間アパート・マンションと大学・学校の宿舎で負担額が変わります。大学・学校の宿舎は3万円未満が約50%を占めており、比較的負担が低くなっています。一方で、民間アパート・マンションについては、約30%が3万円未満、約40%が4万円~5万円、約25%が5万円以上となっています。日本の一般的なアパート・マンションは地域や広さによって家賃の相場は変わりますが、学生向けであれば、5万円前後が平均となるため、4万円未満と回答した方はルームシェアをしている方が多いと予想されます。

住居費の平均額

(独)日本学生支援機構
「2019年私費外国人留学生生活実態調査」

❸部屋の平均面積(㎡)

その部屋を借りる人が、自分個人のものとして独占的に使用できる部屋の内部の面積を専有面積といいます。専有面積はトイレやお風呂、玄関まで含まれます。ベランダは含まれません。日本の1人用のアパート・マンションの平均的な広さは18㎡~20㎡となります。留学生の住居の一人あたりの専有面積は15㎡以下が66%を占めており、そのうち10㎡以下が45%を占めています。大学・学校が運営する宿舎はトイレやキッチン、シャワールームが共同になっていることが多く専有面積は狭くなります。また、一般的に専有面積が狭くなればなるほど住居費は安くなります。

部屋の平均面積(㎡)

(独)日本学生支援機構
「2019年私費外国人留学生生活実態調査」

❹学校までの平均通学時間

多くの企業は都心部に営業拠点を構えていることが多く、その周辺の家賃は決して安いとは言えません。逆に都心部から離れれば離れるほど、賃貸物件の相場は安くなります。住まいを探す際に検討すべき勤務地や学校までの通勤・通学時間については、大都市圏と地方で大きく変わります。大学・学校が運営する宿舎は学校の敷地内に立地することが多く、通学に便利です。民間アパート・マンションについては、家賃の安さを求めるのであれば、通学時間が増える傾向にあります。特に東京の都心部は家賃が高くなるため、通学時間が1時間以内が約35%となり、全国平均と比べて10%以上高くなっています。

学校までの平均通学時間

(独)日本学生支援機構
「2019年私費外国人留学生生活実態調査」

住居の探し方

物件探しは4つの手順から行います。まずは予算、場所、設備などの希望する条件を決めましょう。次に、物件の情報をインターネットや住みたい場所の最寄りの不動産会社などで探します。希望する物件が見つかったら、実際に見学に行きます。見学した上で最終的に決めた物件について契約をするという手順となります。

住居の探し方

❶部屋探しの手順
①希望の条件を決める

物件の条件を決める際は、予算、場所、設備の3点を決めることが必要です。また、条件については、予算の上限を決めた後に、場所・設備については、優先順位を決めていくと物件が探しやすくなります。

②物件情報を探す

どんな部屋に住みたいか希望が決まったら、さっそくWebサイトで物件を探しましょう。Webサイトには2種類があります。いろいろな不動産会社の物件が集約されているポータルサイトと各不動産会社が運営するサイトです。また、住みたい場所が決まっているのであれば最寄り駅の不動産会社に訪問して物件情報を見せてもらうこともできます。インターネットの情報については必ずしも空室の情報が最新ではないので注意しましょう。

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物件情報を探す

③下見

契約前に実際の物件へ足を運び、チェックすることも大事です。物件の下見には費用は一切かかりません。これから始まる新しい生活をしっかりイメージできるように、物件や周辺環境の確認をするようにしましょう。

④契約

希望する物件がみつかたら入居の申し込みをします。入居審査に必要な書類を提出します。貸主が入居審査を行い、審査に通れば契約をして入居することができます。申し込みから入居まで標準的に1週間~2週間かかることがあります。

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