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日本の就職試験

日本の就職活動は、企業により変わりますが、書類試験、筆記試験、面接試験の3つを行うことが多いです。特に海外と違う点は、書類試験でエントリーシートと呼ばれる書類において日本語の作文を書く点であり、留学生が最も苦労する試験となります。筆記試験や面接試験についても知っておくべきルールやマナーや事前の準備や対策が必要となります。

❶書類試験

就職活動の試験において、最初に行われるのが書類試験です。書類試験で提出する書類は、2つに分類することができます。

[履歴書]

履歴書は、生年月日や住所、連絡先、学業や職業の経歴、免許や資格など人物の状況を記した新卒採用、中途採用共に提出の必要がある書類です。フォーマットは文房具店やWebなどで入手できるほか、大学毎の専用書式が学内で販売されていることが多いです。

[エントリーシート]

エントリーシートを提出することにより、企業への採用試験へ正式な申し込みとなります。エントリーシートの特徴は、企業ごとにフォーマットが異なる点と「企業を志望する理由」や「学生時代に力を入れたこと」等の企業からの設問に対して決められた文字数(200文字や400文字程度)で日本語の作文で回答する点等が挙げられます。留学生が日本の就職活動で一番苦労する試験です。

❷筆記試験

筆記試験には、「適性検査」、「一般常識試験」、「作文・小論文」等がありますが、一般的に多くの企業が実施しているのが、「適性試験」です。適性試験には、色々な試験がありますが、日本語や英語の言語系の問題や数学系の問題が出題されます。問題自体の難易度は高くないものの、短い時間で多くの問題を正確に解いていくことが必要となるので準備が必要となります。

[適正検査]

適性検査は「能力適性検査」、「性格適性検査」、「総合適性検査」の3つの種類があります。「能力適性検査」は、基礎学力や基礎知識などを把握するために行われます。「性格適性検査」は、基本的な性格・行動特性や職務適性などを把握するために行われます。「総合適性検査」は、「能力適性検査」と「性格適性検査」を両方行う検査です。「総合適性検査」は、最も多くの企業で実施されています。

[一般常識試験]

国語、数学、社会、理科、英語、スポーツ、時事問題など幅広い範囲から出題されます。基礎学力や基礎知識があるかどうかを把握するために行われます。普段から新聞を読むなどの準備が必要となります。

[作文・小論文]

論理的思考、視点、創造力、情報収集力などを把握するために行われます。制限時間と文字数制限があるので、わかりやすく簡潔に書くことが必要となります。普段から日本語の文章を書くなどの準備が必要となります。

❸面接試験

面接試験については新卒採用については、一つの企業で3回以上実施されるのが一般的です。複数回実施する理由は、応募者の性格や思考などをさまざまな立場の人に見てもらい、その企業にとって良い人材かどうかを見極めるためです。また、日本の面接はいろいろ形態の面接があります。一般的に多くの企業が実施しているのが「グループディスカッション」、「グループ面接」、「個人面接」の3つの種類です。

[グループディスカッション]

4~6人の集団を1グループとして、企業から与えられたテーマについてグループ内で討議し成果の発表までを行う面接です。議論しているその様子を面接官が客観的に見て評価します。課題に取り組む集団において、個人がどのような対応をすることができるかを確認する目的で行われます。

グループディスカッション

[グループ面接]

応募者数が多い企業が、個人面接が可能な人数まで応募者を絞り込むために実施されます。面接官2人ぐらいに対して応募者2〜5人ぐらいを同時に面接する手法です。グループ面接には「1 人あたりの回答時間が短い」、「他の志望者と比較される」など、個人面接にはない特徴があります。面接の内容については、事前に提出した、エントリーシートや履歴書をもとに、面接官が応募者に質問をし応募者が順番に回答します。

グループ面接

[個人面接]

グループ面接と違い1人に時間をかけて特性を把握する目的で実施します。面接官は、質問への回答はもちろん、態度や姿勢、ビジネスマナー、表情、話し方までチェックしています。事前に提出したエントリーシートや履歴書をもとに進められます。

個人面接

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