日本留学の経験
Experience of studying in Japan
留学生インタビュー
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- エマニュエル・シトゥナ・ナルラシ(キングスマン)さん
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- ケニア
- 神奈川大学
- Q.
- なぜ留学先に日本を選びましたか?
- A.
- 最初はMEXT奨学金プログラムで来日しました。これは、機械工学を学ぶ特別なトレーニング・プログラムでした。私はとにかく留学したかったので、どこの国に留学するかよりも、より良い未来を確約してくれるところであればどこでもいいと思いました。そこでMEXT奨学金について知った時に、運試しと思って挑戦し、その1年後に来日することができました。
- Q.
- 日本留学での一番楽しかった思い出は何ですか?
- A.
- 夢が大きく広がったことだと思います。ケニアにいた時には、自分のいるコミュニティで成功すれば十分だと思っていて、ただそれだけでした。しかし、東京に来てから、人生を変えられるということに気づきました。自分が持っている可能性に気づき、将来の夢は自分が願えば願うほど大きくなるということを知りました。100%の気持ちでやれないならやめた方がいい、中途半端にやっても仕方がない、ということだと思います。それは私の考え方を大きく変えました。とても感謝しています。
- Q.
- 日本の一番好きなところは何ですか?
- A.
- 日本の文化が好きです。日本人は一生懸命働き、時間を守ります。私は個人的に時間を守ることが苦手ですが、日本滞在で改善されてきています。そして日本人は本当によく助けてくれるので、それにも本当に感謝しています。
- Q.
- 日本留学で学んで一番良かったことは何ですか?
- A.
- 自分に限界を設定しないことです。多くの機会が開かれている社会に身を置けたことは、人間としての自分に限界を設定しないことを学びました。たくさんの新しいスキルを身につけることができました。モデルを始めて、ファッションにも助けられました。奨学金に頼っていないので、生活していく上でも、過去数年間で学んだ様々なスキルを身につけておけて本当に良かったです。まだまだ新しいことを発見し、学んでいきたいです。学び、学んだことから一旦離れ、そして学び直すこと。この過程で自分を知り、内なる自分ともっと深く関われるのだと思います。
- Q.
- 日本留学を考えている人へのアドバイスはありますか?
- A.
- 日本を選ばない理由はありません。最初の一歩を踏み出してみてください。他の場所と全く違う場所なので、その他のどこででもやっていけるための下地となる経験が積めます。自分を信じて動き出してみてください。
取材日:2021年8月